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クラウドファンディングのご支援により講演会を開催しました

12月7日、クラウドファンディングでのご支援により、講演会を開催することができました。

脳梗塞の後遺症をもたれた方、ケアマネージャーの方、メディア関係者も含め50人ほどのさまざまな背景をもたれている方々にご参加いただき、大変盛り上がりのある講演会となりました。

開始前の準備です。進行の流れを確認しつつ、各自の発表内容についておさらいをします。

最近患者スピーカーバンクでの活動で講演を行うことが増えてきた千葉さんですが、緊張は隠せない様子です。

講演会が始まりました。千葉さんからは、脳梗塞を発症して入院、退院後の気持ちや自分で工夫をしながらリハビリに取り組んだこと、そして発起人早見との出会いからプロジェクトに取り組んできた数々の経緯と思いについて話をさせていただきました。

プロジェクトの活動の最大の価値である「職種間連携によるリハビリの意義」を中心に、細野コーチ、福田PT、管理栄養士板橋さんそれぞれのアプローチ視点と成果について発表させていただきました。

質問コーナーでは千葉さんと同じく脳梗塞後遺症を患いながらフルマラソンSUB4に取り組む方からの質問もあり、活気のある講演会となりました。

午後は管理栄養士板橋さんによるデリバリーランチを食べながらの交流会です。栄養面だけでなく見た目の「楽しさ」にもこだわったプロジェクトではおなじみのコースを参加者のみなさまと談笑しながら味わいます。

プロジェクトメンバーと参加者同士での会話がいたるところで弾んでいました。中でも一番人気はもちろん千葉さんです。多くの方々が入れ替わりに千葉さんに声をかけられていました。

障害者、健常者を問わず目標に向けて乗り越えていくことの価値を伝えたい、というプロジェクトの趣旨が形になって表れたひとときでした。

講演会の締めくくりは各専門家の指導や相談ができる分科会を実施しました。

細野コーチのランニング指導、板橋さんによる栄養指導のほか、後援の脳梗塞リハビリセンターで導入されている最先端リハビリロボットとして、メディアを中心に注目されている「Re-Gait®」の体験コーナーも福田PT主導で行われました。

各コーナーで参加者の方の熱心な相談があり、普段なかなかできないことを体験していただける良い機会になっていることが実感できました。

千葉さんの感想

講演会が始まる前は、公の場での発表、平日の昼間という条件でどれだけの人がお見えになるのか。会場を見た時に、外の寒さとともに緊張によるクローヌスが止まりませんでした。それとともに今までやってきたことをしっかり伝えようという決意もありました。

実際に講演会が始まってみると、発表のさなかに発症直後の動きの様子も取り入れながら、しっかりと自分の気持ちを伝えられたと思います。質疑応答や交流会でも、自分に対しての質問が多いように思えました。前例のない挑戦、チャレンジャーとしての注目の高さを実感した会になりました。自分と1:1で話して「元気をもらいました」と言ってくれた当事者もおり、この講演会・交流会は大成功だったと思います。

クラウドファンディングを中心に、参加者の方々のご支援により本日の講演会が実施できましたことを、この場を借りてみなさまにお礼申し上げます。

障害をもった方々が日常生活への適応だけではなく、より豊かな人生を追求していけるよう多職種連携で支援していくことの価値を広げていくことが、B-SUB4プロジェクトの最大の趣旨です。今回の講演会の参加者の方々の反応から、その趣旨は価値あるものなのだと、その場の雰囲気で強く実感することができました。

東京マラソンまであと2か月あまりですが、千葉さんのSUB4達成を目指していく中で、さらに多くの方々にこの価値を伝えていけるようメンバー一同全力で頑張りますので、みなさまのご指導、ご支援を引き続き賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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