3月22日(木)にプロジェクトメンバーで振り返り会をしました。
プロジェクトメンバーと東京マラソン2018で伴走してくれた戸森さんも参加し、 管理栄養士板橋さんの美しくヘルシーでおいしいケータリングを囲んで東京マラソンのチャレンジおよび1年のプロジェクトを振り返りました。
B-SUB4 PROJECTでは、脳梗塞の後遺症がありながらも、生きがいをもって大きなチャレンジに取り組む千葉さんを専門家がサポートしてきました。
千葉さんの諦めない姿勢に希望をもった、というお声を多数いただきました。
また、その過程を詳細にリポートしてきた中で、リハビリの可能性、生きがいとしてのスポーツ、リハビリ×スポーツの職種連携、再発防止+αの身体つくりのための食事のヒント等…「参考になった」、との声だけでなく、相談やご質問もいただいてきました。
多くの人に知っていただくことが、「諦めない」人を増やす近道だと考え、プロジェクトでは広報面も重視してきました。
おかげさまで多数のメディアに取り上げていただき、伴走者の戸森さんによれば、マラソン当日、走っている千葉の姿に気付いたランナー及び沿道の応援者の方々からお声かけいただいたとのこと、メンバー一同嬉しく思っています。
「諦めない」を形にするための具体的なステップの中には、リハビリやトレーニング、食事管理などがありました。
プロジェクト1年の振り返りを簡単に行います。
最初 …(タイム)1キロ5分前半
現在 …(タイム)1キロ4分をきれるスピード
上記を通じてトレーニングに必要な身体つくりをしながら脳梗塞再発防止のための食事指導が実現。
トレーニングを重ねるにつれて、食事の量が増加したが体重は維持し引き締まった。
2017年7月 日本スポーツ産業学会
2017年12月 B-SUB4 PROJECT講演・交流会(クラウドファンディングでのご支援により実現)
その他、患者スピーカーバンク講演、病院での講演、脳梗塞リハビリセンターでの講演
脳梗塞という病気をして、後遺症のある当事者として振り返ると、根性論だけではない「プロフェッショナル」との取り組みで発症から何年たっていても、リハビリで成果がだせると体感しました。また、適切な指導をうけることで身体(病気)にも無理しない形で大きなチャレンジができることがわかりました。プロジェクトを始める前は、1キロ4分台で走れるようになるとは思っていなかったし、クローヌス(麻痺側の痙攣)などは自分の知識で軽減できるものではなかったのですが明らかに改善したことに驚きました。食事改善にも本格的に取り組めたので、確実に持久力や筋力がついていく実感を伴っていました。
なにより、プロジェクトを通じて「諦めたくない」気持ちに沿ってくれる施設や人がいることを知ったことは心強いと思いましたし、自分の取り組みをみて応援してくれる人々がたくさんいて、力になりました。プロジェクトに関わってくれた皆さん、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。これから形は多少変わりますが身体の様子もみつつチャレンジも情報発信も続け、成長していきたいと思います。引き続きよろしくおねがいします。
各個人のプロフェッショナル性を活かした異業種での協業は、これまでしたことがなかった領域でした。また新しい何かが生まれるかもしれないという予感があります。
リハビリ分野について言うと、本人が意欲をもたないとよくならない、また意欲があれば成果につながる、ことが伝えられたと思っています。
どうやったらリハビリの人とスポーツを融合できるかを考えてきましたが、今回このような形でシナジーが生まれてよかったです。
明らかに千葉さんの走りが変わり、またB-SUB4 PROJECTのシャツを見て頑張ってください、と声をかけてくれた人がいたと聞き、一般の方々にも届いたのは成果だと感じました。
私にとっても脳梗塞の再発防止とランニングにむけての食事指導は、 相反することもありながら勉強しながら取り組めたし経験になりました。
しっかり日々食事を気を付けてやってくれて、打って響く感じがすごくありました。
ぜひこれからも継続してください。
どんなシナジーが起きるか未知数のプロジェクトでしたが、今後につながる知見を得ることができたと思います。
もうどうにもならない、と諦めている人にも、「なんとかなる」ことを伝えることができたのではないかと思っています。
一本のメールから始まった縁でした。脳梗塞になってフルマラソンにチャレンジする人がいるんだ、と純粋な驚きがあったことを覚えています。千葉さんの「もっといい記録を出したい、そしてこういったチャレンジが出来ることを伝えたい」という思いを聞いて、むずかしいチャレンジをするなら最高のチームが必要だと考えました。リアルでサポートしてくださった個人・企業の皆さま、ありがとうございました。
はじめに話を聞いたとき、普通でも難しい4時間切りのチャレンジを後遺症がありながらする、ということにびっくりしたのを覚えています。しかし練習を一緒にして着実に力をつけていることを見ていたので、本番迎えた時、どうしたら千葉さんが気持ちよく走れるかを徹底的に考えていました。今回、途中棄権とはなってしまいましたが、プロジェクトを応援してくれる方やプロフェッショナル達のこれまでの支援、また沿道の応援があって、最後の最後まであきらめない千葉さんの熱意を側で感じていました。きっと見ていた人達も感じてくれていたのでないかと思っています。おつかれさまでした!
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