本日の合同トレーニングは、初めての皇居ランを行いました。
天気予報では雨の可能性もありましたが、晴れ男の千葉さんの力?で無事に実施することができました。
インタビュー、トレーニング、リハビリと中身の濃い1日になりました。
午前中は、一橋大学大学院社会学研究科で障害者スポーツについて研究をされている川田さんの研究のために、インタビューを実施されました。川田さんの研究テーマ「障害者はスポーツをする『場』にどのように至るのか」ということで、千葉さんが脳梗塞を発症してからB-SUB4 PROJECTに至るまでの経験についてインタビューが実施されました。
途中から細野コーチも参加し、ランニングのプロ目線でどのような変化があったのかについて説明がありました。
お昼は、いつもどおり板橋さんのデリバリーランチです。
千葉さんは食べながらの板橋さんの問診です。
午後は、とうとう皇居前に来ました。
届いたばかりのロゴ入りTシャツを撮って記念撮影!
まずは桜田門のお堀の側で細野コーチからのリクエストに福田PTが応える施術を行います。
桜田門の前で理学療法士が施術する風景に、周りにいるランナーや一般の方も不思議そうに見ていました。
おそらく日本初の理学療法士!?
千葉さんのフォームがだいぶ出来上がってきているため、1キロ超えのランに挑戦します。
その前にフォームチェックのためのランと指導、施術を繰り返して長めのランに備えます。
約1キロのランに挑戦です。
福田PTも撮影しながらランに参加しました。
今までは短距離のダッシュを行っていましたが、マラソンのための持続的にフォームを意識することを狙いましたが、千葉さんも手応えは感じているようです。
ランの後は、フォームの再確認とダッシュを何度か繰り返して本日のトレーニングは終了です。
夕方からは脳梗塞リハビリセンター大宮に移動して、理学療法士のリハビリを行いました。
担当PTの所見では、体幹緊張性が弱く、下肢や腕の振り出し時の安定性がうまくいっていないようです。
そのため、腹筋周辺の体幹への刺激へのアプローチを行いました。終了後は簡単な自主リハビリメニューも指導してもらいました。
私の評価では、まず体幹の筋緊張が低く、体幹の刺激に対する反応が異様に弱い事でした(例:荷重した瞬間の体幹の安定性等)。下肢を振り出す際に真っすぐ振り出せていません。腕振りに関しても胸椎周囲・肩甲帯の安定性(安定性を持った運動性)が低く、上腕骨と肩甲骨の協調性が低いため、上手く振れていない印象でした。
アプローチとしては、まず、刺激(抵抗)に対して腹筋群の反応を高め安定性を作ることをしました。その後、腹臥位や四つ這いにて胸椎・腰椎の正常なアライメントの中で腹筋群を働かせ安定させました。体幹を安定させた中での上肢・下肢の運動性を引き出す。最後に立位の中で、体幹・支持脚の安定性を作りながら上下肢の運動性を引き出すようなことをして終了しました。
アプローチ後、、支持脚・体幹を安定させ蹴り出しからの床反力を使用して走れるよう促通されたが、体幹の安定性・反応としてはまだまだ足りなく、時間をかけて作っていく必要があると思いました。