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リハビリはやっぱり重要!

脳梗塞リハビリセンター大宮に、現在の千葉さんの身体状況確認と施術を行いにうかがいました。じっくり2時間かけての入念なチェックでこれからのトレーニングのためにも有意義な時間を過ごせました。

センターに着いて、まずは鍼灸師の施術からです。
千葉さんは体質的な理由から、お灸とてい鍼を用いた施術を行いました。

体にたまった疲労やコリをとっていくツボにアプローチを行いましたが、疲労が溜まっている箇所ほど反応が強く出るのが一目瞭然でした。

鍼灸師の山村さんは石川出身で、石川マラソンでも鍼灸師としてサポートしているということで話も盛り上がりました。

※てい鍼:通常の一般的な鍼とは異なり、先端が丸くなっていて身体に刺入しない鍼

鍼灸の後は、リハビリの時間です。大宮センター施設長・理学療法士の大沢さん主導のもとに進めていきます。

まずは体の状態のチェック。千葉さんから最近気になる箇所を伝え、腕の振りや体幹バランスについて実際に走りながら評価を行いました。

評価後は施術に入ります。
以前に比べてだいぶ良くはなっているものの、体幹のバランスや右脚の指の使い方などに課題があり、足裏や指を中心としたアプローチを行いました。

途中から別の理学療法士も加わり、1対2のリハビリでラニングに耐えられる施術を入念にたっぷりと行いました。

ダッシュを行いながら問題点をさらに洗い出し、微調整を行っていきました。
明らかにリハビリの効果が見て取れました。

最後に自主リハビリ方法について教わり、本日の施術は終了です。

とてもみのりの多い1日でしたが、リハビリは継続が重要です。これからもチームでしっかり連携のして千葉さんをサポートしていきます。

オンラインでのミーティング

プロジェクトでは多くのメンバーが関わるため、トレーニングと施設リハビリで連携を行うためにオンライン上で情報共有を行っています。一部抜粋してやりとりをご紹介します。

大沢PT

本日当センターの高松と一緒に千葉さんのお身体診させて頂きました。前回来院された時に比べ随分とフォームが良くなったと感じました。
それでも距離を走られると左下肢のガストロが先行して疲労し右股関節に違和感を感じるとお話を伺いました。実際の身体所見としましてもお話と関連した部位に問題を抱えていました。
右下肢の母趾で受けた反力の股関節外側への抜けの修正。体幹にまだある活動性の左右差の修正。膝のアライメント、下腿深部筋の活動性からクローヌスパターンからの脱却(省略)を行いました。

山﨑医師

お疲れ様でした。下腿三頭筋の緊張コントロールだけでなく、そこに負担をかけないフォームというのは現状からの修正として考えられるでしょうか?右の中臀筋の使い方などにもポイントがありそうに感じてます。

足の使い方を持続的・自然に補正するのに、上体〜腰についての意識の持ちようが大事っぽいですね。

細野コーチ

はい、上半身の使い方を上手に行って下半身を動かす方がランニング動作は上手くいきます。
(省略)

お尻も重要ですね。そこと腰椎と胸椎周りの筋肉の活性を高める感じでしょうか。
そこよりも、左の下腿の原因は左のつま先が内側に入り足首周りの動きが滑らかにならない原因にもありそうです。
が、この辺はランニング動作目線がメインになるので、大沢さん福田さんの所見もいただきたいところです。

大沢PT

私としては、右下肢は末梢で示した運動方向を正確に下肢軸を通して股関節の安定やコアに繋げる事。体軸内回旋を正確に得ること。この2点が大切だと思います。

下肢については運動方向のコントロールが必要であり、まずは回旋要素は抜きに下肢軸でのコントロールを優先してもいいのではないかと思いました。右体幹、股関節の活動と、本来の腕振りや肩甲骨の非対称な動きをセットでアプローチしていく必要があると思いました。

福田PT

仰って頂いたポイントは合同トレーニングで行っていた内容ともズレが無いので、スムーズな連携が出来そうです。走行前の準備として足部からの軸形成は臥位でのリアライテントが主であった為、足部から股関節・体幹へと軸を繋げていくことを立位の中でも行って行こうかと思います。

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